ノートは作るべからず!解答を出すために“使う”

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ノートの使い方 公務員試験入門

公務員試験最短合格10の心得の六「ノートは作るべからず!」ですが、当サイトとしましては、いわゆる「まとめノート」みたいなものは作る時間がムダであると考えます。

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暗記系科目は過去問集に直接書込みながら学習する

当サイトでは、暗記系科目(教養科目の人文科学や専門科目の行政系科目や民法を除く法律系科目等)については、過去問集の設問における誤った選択肢について、間違い部分を訂正し、誤文を正文に直すという作業、つまり問題集自体に必要事項を書き込むという作業によって記憶を定着させる学習法を推奨しています。

過去問集の選択肢への書き込み例

理解系科目は記憶するためにノートを活用

また理解系科目(教養科目の数的処理や自然科学、専門科目の民法、経済学等)については、問題集には原則として直接書き込まず、ノートでも広告の裏でもいいので、問題を解く上で必要な図やグラフなどを走り書きしながら学習するという方法を推奨しています。

公務員試験で勉強しないといけない科目は複数あります。なので、それぞれの科目で自分がなかなか覚えることのできない論点、また非常に重要だと思う論点があって、それらを一括で確認したい場合は、一つのノートにまとめていた方が手っ取り早く確認できるのではないか、と思われる受験生の方もいらっしゃると思います。

ただ、異なる科目の異なる論点を一括で確認するという作業は、記憶という観点からはあまり効率的だとは言えません。論点間のつながりを考えながら学習した方が、脳に記憶として定着しやすく、思い出しやすくなるからです。

確かに、ちょっと空いた時間などに、自分の弱点論点だけをピックアップしたまとめノートでザッと復習するのは有りだとは思います。しかし、公務員試験は要領が全てです。誰かに教えるならまだしも、自分で論点確認するためのレジュメ的なものを自分で作るのは、時間的なロスが大きいと言わざるを得ません。そんな暇があったらとにかく問題を解き、参考書を読む方がずっと効率的です。

といっても、「学習時にノートを使うな!」と言っているわけではありません。冒頭でも述べているように、少なくとも特に「理解」が要求される科目については、ノート等を使って手を動かしながら学習することをお勧めしております。

5感をフルに使うと記憶力が高まる

人の記憶というものは、5感をフルに使って脳を刺激することによって、より頭に残りやすくなると言われています。中でも、「手の指」や「舌」を使うと、脳の刺激に最も効果的であることされています。

よって、声を出しながら学習するのはもちろん、手を動かしてノートに書きながら学習するという方法は、記憶という観点から非常に有効なのです。

したがって、「ノートを作る」ために手で書きながら学習するのではなくて、「論点を覚える」ために手を動かしてノートに書きながら学習するというのが正しい考え方です。だからノートを使う場合であっても、後でノートを見直すつもりでノートを作るなということです。

基本的に重要ポイントは問題集に全部載っているし、問題集に載っていなくて自分で調べた場合でも、調べた内容を問題集内の関連項目付近に書き込めばそれでOKです。

要点の確認はノートではなく問題集を使って行いましょう。 「ノートは使ってもいいけど、作ってはいけない」ということです。時間はいくらあっても足りないのですから、できるだけ無駄な労力は省いて学習しましょう。

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