数的処理(判断推理、数的推理、資料解釈)

数的処理 教養科目対策

科目概要 …日々のトレーニングが欠かせない

数的処理は大きく3つに分けて、判断推理、数的推理、資料解釈があります。

まず判断推理ですが、論理と集合に関する問題、暗号やウソつき問題、空間図形に関する問題が出題される、クイズのような科目です。IQを要求される科目ですが、問題のパターンがある程度決まっているので、トレーニングさえ積めば数学色が強い数的推理よりも馴染みやすい科目かと思います。

次に数的推理ですが、方程式や整数の問題、速さ・距離・時間の問題、また確立や平面図形に関する問題が出題される、これも数学をクイズ形式にしたような科目です。基本的に数学の知識で解けますが、短時間で解くためにはある程度のテクニックを習得する必要があります。文型の方で数学に拒否反応を示す公務員受験生もいるかと思われますが、数的推理は「解法」を会得すれば数学的センスがなくとも解くことができるようになりますので、決して変な先入観は持たないように。

最後に資料解釈ですが、要するに計算問題です。表やグラフから読み取れる数字を計算して、選択肢を絞るという科目です。時間さえあれば解けるので、要求されるのは慣れだけ。短時間で解けるようトレーニングするだけなので、難しくありません。

以上が数的処理ですが、どの公務員試験種でも全問必須回答であり、出題数も全科目の中でも郡を抜いて多く(14~17問程度)、捨てるなんて選択肢はありません。合格するためには避けては通れない超重要科目です。ところが、そんな超重要科目なのに、きちんと対策せずに試験に臨む受験生、またある程度勉強はしたけれども試験で点が取れない受験生が毎年数多くいます。

個人差はありますが、数的処理は自在に設問が解けるようになるまでに時間がかかる科目です。そして、間を空けてしまうと感覚が鈍りやすい科目でもあります。よって、勉強開始時期は早ければ早い方がいいし、かつ本試験まで毎日演習を続けなければなりません。

要するに、数的処理は公務員試験の中でも最も勉強に負担がかかる科目のひとつであり、それゆえに、本試験まで十分に勉強時間が確保できない受検生は、実力が付かないまま本試験に臨まざるを得ないのです。数的処理は、いわゆる「差が付く科目」なのです。

数的処理は解法パターンさえ身につければ、あとは問題演習を数多くこなして応用力を付けることで、どんな問題にも対応できるようになります。といっても、試験本番では奇問・難問に手を出す必要はなく、落としてはいけない問題を確実に拾うというスタイルが、数的処理の攻略法です。とにかく数的処理は、地道に、継続的に対策した者が勝ちます。

主事
主事

たまにこういうのが生まれつき得意で、無対策で試験に臨む人がいますが、メンサ会員でもない限り真似しないように

お勧め参考書

大卒程度 公務員試験 畑中敦子の判断推理の新兵器!令和版(東京リーガルマインド)

大卒程度 公務員試験 畑中敦子の数的推理の大革命!令和版(東京リーガルマインド)

大卒程度 公務員試験 畑中敦子の資料解釈の最前線!令和版(東京リーガルマインド)

2002年初版発行以来、「ワニ本」という愛称で長きにわたり公務員試験受験生から絶大な支持を得た『畑中敦子シリーズ』が、令和版として約17年ぶりに改訂され、LEC東京リーガルマインドより発刊されました。

数的処理が苦手な受験生向けに講義口調で書かれた参考書兼問題集で、解法パターンを身につけて、テクニックを用いて短時間で問題を解くことに主眼を置いた数的処理対策本です。

数学が苦手な受験生にとって数的処理対策の救世主的な存在として知られる本書は、正攻法で解くより圧倒的に早く解答を導き出せる解法も紹介され、知らないと損をする知識が多数盛り込まれているため、理系出身者であっても同書の活用をおすすめします

本シリーズは大卒程度公務員試験用で、最新の本試験問題も多数収録されており、特に地方上級の再現問題が多数掲載されているのがポイントです。

国家一般職・地方上級を目指す受験生にこそおすすめできる本書ですが、網羅性の点で少々不安があるため、同書の問題を完璧に解けるようになったら、「スー過去」などによる過去問演習で応用力を養うといった使い方が理想的です。

畑中敦子氏が代表を務めるエクシア出版が発行する『ザ・ベストプラスシリーズ』(通称「カンガルー本」)も大卒程度公務員受験生から非常に高い評価を得ており、LECからは併用が推奨されていますが、どちらかを選ぶのであれば「ワニ本」をおすすめいたします。

さすが有名予備校LECによる出版で、大卒程度公務員試験用の数的処理対策本としては掲載問題や解説の質の点で完成度が違います。

なお、高卒程度公務員試験用としては、少々古いですが、『畑中敦子の初級ザ・ベスト プラス 判断推理』と『畑中敦子の初級ザ・ベスト プラス 数的推理/資料解釈』という畑中敦子シリーズのワンランク下の参考書もあります。国家一般職・地方上級では明らかにレベルが足りませんが、試験まで時間があり、大卒程度用のワニ本ではどうしても数的処理が理解できないという受験生は、高卒程度用の本を先に使ってみる価値があります。

学習法 …解法パターンを覚え、そのあと応用力を養う

数的推理なんかは特に数学的解法により力づくで解こうと思えば解ける問題がほとんどですが、時間がかかります。よって、もともと数的処理のような科目が得意な人であっても、「畑中敦子シリーズ」(以下「畑中本」)により最速解法を確認することを是非推奨いたします。以下は畑中本を使う場合の学習法です。

畑中本の使い方ですが、この本はあくまで解法パターンやテクニックを体に染み込ませるための本なので、1周目は設問を読んでちょっと考えてみて解らなかったら、すぐに解答を読むこと。「時間をかけてでも自力で解きたい!」という欲望に駆られる受験生も多いかと思われますが、時間の節約という意味でも、初見で詰まった問題はいつまでも考え込まないようにして、1周目はとにかく解法パターンを覚えることに集中します。

なお、学習の際は、本を眺めているだけでは絶対に解けるようにならないので、常に手を動かしてノートや紙などに書きながら覚えるようにしましょう。

2周目は覚えた解法を思い出しつつ自力で解くこと。ただ、パッと見て解法が思い浮かばないようならすぐ解答を見ましょう。とにかく解法を覚えないといけません。

どの問題もほぼ完璧に自力で解けるようになった頃には、概ね解法パターンを覚えているはずです。そうなれば数的対策の第一段階は合格です。

次に、この段階ではまだどんな問題にも対応できるような応用力が欠けている可能性が大きいので、さらなる問題演習を行うことで、応用力を鍛えます。畑中本により頭に詰め込んだ解法を、設問に応じて自由に頭から引き出して対応できるようになるまで、しっかりと問題演習をこなすことが必要不可欠です。

そのためにも、本試験レベルの問題を数多くこなすことが重要で、そこで、新スーパー過去問ゼミの出番というわけです。時には畑中本の解法が使えないような応用の利いた問題にぶち当たることも必ずありますので、そういった場合にも自在に対応できるよう、スー過去演習は非常に重要と言えます。より柔軟な解き方、考え方を養うことが可能となります。

畑中本により数的処理の解法をインプットし、新スー過去によりアウトプットする。数的処理対策はこれで万全です。

このアウトプットの段階では、きちんと時間を計り(一問3分が理想)、本試験のシミュレーションのつもりで真剣に問題に取り掛かるように。そして、数的処理は毎日学習することを忘れないでください。

これだけやれば本試験でも数的処理で遅れを取ることはまず無いでしょう。そして、個人差はあれ、数的処理はこれぐらいやらないとなかなか本番で結果が出ないというのも事実です。

学習初期は苦しむかもしれませんが、この科目も地道な学習の積み重ねが如実に結果に現れてくる科目です。模試等で学習達成度を確認するなどしてモチベーションを維持しつつ、本試験まで毎日継続学習しましょう。

攻略ポイント

まずは解法パターンを覚える。毎日取り組むこと

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