時事

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時事 一般知識科目

科目概要 …全てに関わる重要科目

国家一般職では基礎能力試験で「時事」として3問必須出題されるほか、地方上級では教養試験における政治・経済の科目、また専門試験における国際関係や経済関係の科目で、時事がらみの問題が必ず出題されます。

時事の問題は近年のホットな話題が出題される傾向が強いため、各科目の過去問演習では効率的な対策ができません。よって時事専用の対策が必要となります。

実際、時事占用の対策をやっているかやっていないかでは、本番で得点にかなり影響が出ます。

主事
主事

2次試験の人物試験等で使える話題の種にもなるので、新聞やニュースなどをあまり確認していない受験生は、この機会に社会事情をきちんと勉強しておきましょう。

お勧め参考書

公務員試験 速攻の時事(実務教育出版)

今や公務員試験時事対策の定番テキスト。時事のホットな話題が「出題予想時事テーマベスト10」という形で厳選されており、試験に出る白書や統計、施策の重要ポイントがコンパクトに解説されています。

また、テーマごとに「出る文」というまとめ文がページ下に設けられており、短時間で重要ポイントを復習できるよう工夫されています。

本書で時事対策が完璧とまではいいませんが、本書の知識だけで本番で3問程度は拾えます。本書にない知識が試験に出た場合は諦めるといった感じで、割り切って使うのが正しい使い方です。

何より時事の知識は論文試験でも面接でも必ず要求されますので、本書で最低限の社会事情は把握しておきましょう。

なお、本書の姉妹本で、「公務員試験 速攻の時事 実戦トレーニング編」という問題演習編がありますが、本書とセットで使いましょう。本書と併用することで、より効率的に時事知識の定着を図ることができます。

本書の最新年度版は毎年2月頃に発行されますが、時事は情報が新しくないと対策してもあまり意味が無いので、最新年度版が発売されてから買うように。筆記試験用の時事は3月頃から学習し始めても十分本番に間に合います。

公務員試験直前対策ブック(受験ジャーナル特別企画)(実務教育出版)

公務員受験に関する情報雑誌である「受験ジャーナル」の特別企画として、毎年3月頃に発売されます。

雑誌なので厳密には参考書ではありませんが、最新の重要時事データや白書、新法・改正法及び最新判例等がまとめられており、その名のとおり試験直前の時事対策本として大いに力を発揮する1冊です。

最新時事情報のほかにも、教養試験や専門試験の出題予想分野のチェックなどが出来る本書は、本試験当日に持参する受験生も多く、学習の総まとめとして使えるアイテムです。

学習法 …「速攻の時事」を中心に

時事の学習方法は至ってシンプルです。

まず、速攻の時事テキスト編を通読します。重要事項は太字になっていますが、マーカーを使ってチェックすると頭に残りやすいです。

新聞記事を読み慣れている人であれば、1日あれば余裕で読み終えます。時間をかけたとしても1週間以内に通読すること。

何周かして「ある程度内容が頭に残ったかな」と感じたら、問題演習編で学習を始めましょう。問題を解きつつ、わからない部分が出てくればテキスト版で確認です。あとは他の科目の演習と同じように、問題を解いて確認の繰り返しで、問題集をしっかり使い潰してください。

問題集に飽きたら再びテキスト通読の繰り返し。復習は1日1~2テーマで十分でしょう。受験日までに可能な限り何回も読みまくって、本番直前にはテキストの内容をほとんど覚えているぐらいになっていることが理想です。

そして、本試験直前期には「直前対策ブック」で重要時事データをチェックします。「速攻の時事」に載っていない情報もあり、同書で何点か拾える可能性はあります。

実際のところ、速攻の時事による学習のみで筆記試験の時事は結構戦えてしまいますが、2次試験以降のことを考えれば、これに加え新聞を読む習慣を身につけているのがベストです。どうしても余裕が無い受験生も、筆記試験後は2次試験まで必ず新聞やインターネットのニュースを毎日読むこと

時事的な知識が足りないと論文試験で苦労することはもちろん、面接試験や集団討論でかなり苦戦することになります。特に面接試験では、「今日の新聞は見ましたか?」とか「最近新聞で気になる話題はありますか?」といった質問が出ることもあり、注意が必要です。

なお、統計データの数字等、細かい部分も結構出題されます。新聞を読んでいるだけでは公務員試験時事は攻略できませんのであしからず。

攻略ポイント

3月頃から始めても間に合うので、しっかりと対策を

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