地方公務員の激務とは

overwork せぽちゃんねる
室長
室長

前回、県庁で働くファーバー主事との意見交換により、公務員も部署によっては結構忙しいらしいという情報が明らかになりました。

公務員になってワーク・ライフ・バランスを実現し、アフターファイブをしっかりと楽しみたい、という決意を持っているゴキゲンな受験生の方がいらっしゃったなら、ちょっと嫌な気持ちになってしまったかもしれません。

ですが、せっかくなので、いったい県庁の激務というものがどれほどのものなのか、もう少し具体的に確認するため、前回に引き続き、ファーバー主事にインタビューしたいと思います。

副室長
副室長

あ、一応自分も現職公務員なので、必要に応じて補足説明いたします。

それと、もしかすると、我々がいちいち吹き出し形式で中二病みたいに展開するこの会議型ブログが気に入らない人もいらっしゃるかもしれませんが、せぽちゃんねるというコンテンツの特徴でもあるので我慢してくださいね。

きっと慣れてくると思いますので。

室長
室長

いずれやみつきになると思うよ。

ではファーバー君、キミのこれまでの県職員生活において、特に忙しかった時期のことを教えてくれたまえ。誇張な無しだぞ。

主事
主事

もちろん、事実をお伝えしますよ。

僕が入庁3年目のとき、県庁の出先機関に配属されていたんですが、そのときは「地方公務員は給料は高くないけど、まぁ割りには合ってるかな」って思ってました。

ところが入庁6年目のとき、本庁のとある総務管理部局に配属されて1か月働いた時点で、公務員になったことを初めて後悔しました

室長
室長

またまた。ちょっとオーバーじゃない?本省庁のキャリア官僚ならまだしも、地方公務員がそんなに激務なの?ちょっと忙しいアピールしたいだけじゃない?それってダサくない?

具体的にはどれぐらい忙しいのさ?っつーかどこの所属?

主事
主事

具体的な所属はナイショです。財政担当課、人事担当課、市町村担当課のどれかだと思ってください。

忙しさは、月にもよりますが、最も忙しい月は、休日は1日もありません。週休日も含めて、毎日出勤しました。

毎日出勤して、毎日帰宅するのが夜の12時を過ぎるという月もありました。

室長
室長

は?なにそれ。1か月まるまる休みないの?そんなの、生きてても楽しくないじゃん。

副室長
副室長

民間企業ではもっと厳しい勤務環境はありますよ。

一般的にブラック企業といわれるところでは、それ以上の劣悪な状況を聞いたことはあります。

でも、働いた分、超過勤務手当は支給されたんじゃないの?公務員たるもの、そのへんはきちんとしてるでしょ?

主事
主事

あまりコメントしたくありませんが、ある程度きちんと出る月もありますが、ほぼ完璧にサービス残業の月もありました。

人件費の予算は限られてますからね。その所属に配属された1年目は、給料100万円分以上はサービス残業したんじゃないかな。

2か月間で総残業時間が400時間のときもありました。

副室長
副室長

そりゃきついな。災害対応時、あるいは国の本省庁国会対応ピーク時レベルだな。まぁ、俺も似たような激務を経験したことあるけどね。

室長
室長

え、なんなの、最近の地方公務員ってそんな感じなの?

そもそも労働基準法に違反してない?それ。公務員がそんな法律違反許されるの?

主事
主事

地方公務員の勤務条件については、そもそも労働基準法は直接的に適用されません。

細かい説明は面倒なので省きますが、法で規定された労働時間を越えて超過勤務を命じることは可能です。

ただし、超過勤務を命じたのであれば、割増賃金は支給されなければならないので、それが行われないという意味で、サービス残業は厳密にはもちろん、あってはならないことですね。

室長
室長

ちょっと意外だね。サービス残業なんて民間では当たり前だけど、公務員でもやっぱりあるんだね。

主事
主事

普通にありますよ。残業した分全て手当支給なんてしてたら、いくら人件費があっても足りませんからね。

何より、公務員がサービス残業している実態が明らかになったとして、国民や県民は特に文句もないでしょう。

むしろ、それが当たり前だ、本来公僕とはそういうものだという意見が出るだけだと思いますよ。怒るのは公務員本人とその家族ぐらいでしょう(笑)

とはいえ、官公庁が民間企業に対して「労働基準法違反になるような過度な労働をさせるな!」と指導する立場である以上、対外的にはきちんと労務管理をしているというスタンスを取らざるを得ないですからね。タチの悪い話ですよホント。

室長
室長

そんなのすげぇ割りに合わないじゃん。いやぁ、公務員なんて目指すもんじゃねーな

副室長
副室長

いや、それを言っちゃうとこのサイトの存在意義が・・・・・。

主事
主事

いや、まぁでも、そんな所属ばかりじゃないですから。僕が紹介する例は極端な例ですよ。

ただ、僕は現在も本庁勤務なんですが、本庁はどこも昔に比べて明らかに忙しくなっている印象があります。

1年を通じて平均的に定時に帰宅できる所属なんてほぼ皆無です。もちろん、担当レベルではほぼ定時に帰れる職員も少なからずいますが。

副室長
副室長

出先機関は確かに、予算編成業務や議会対応業務がない分、本庁部局よりもピリピリ感が少ない印象があるよね。

主事
主事

一般的には、そうですね。ただ、それも所属や事務分担に寄りますし、行政職じゃなくて土木職などの専門職で、本庁や出先に関わらず常に忙しい職員はいます。

中には、毎月100時間以上の残業なんて当たり前だという職員もいます。それも極端な例ですが。

室長
室長

ファーバーはそれで、公務員を本気で辞めたいと思ったことはないの?

入庁してすぐの時期は辞めたいと思うことはないとか言ってたけど。

主事
主事

そうですね・・・そのすごく忙しい所属に異動して1年目は、公務員になって初めて「ちょっと・・辞めてーな」と思いましたね(笑)。

労働時間の長さよりも、いわゆるサービス残業が重なった時期が、ホントにいろんなものを犠牲にせざるを得ない日々が続きましたから。プライベートなものとかね。

副室長
副室長

まぁ、辞めたいと思ってもなかなか辞められないよね。

このご時世、仕事があるだけでもありがたいと思わないと。

主事
主事

ほんとそうですよ。そもそも、地方公務員の行政職なんてツブシのきかない職で、仕事を辞めても路頭に迷うのが目に見えてますからね。

それに、そんなに忙しくてつらい毎日も、一生続くわけではないですから。一生続くんなら辞めますわ(笑)

室長
室長

いや、その勤務状況が5年も6年も続くんなら、ちょっと精神的に耐えられそうにないけどな。

私なら辞めるね。辞めて、一攫千金狙って、デイトレーダーにでもなる。

副室長
副室長

すんません。室長が、河原の橋下でボロボロの聖書めいた古書を読みながらブツブツ何かをつぶやいている風景が目に浮かびます。

というか、いくら労働基準法が直接的に適用されない公務員だからって、サービス残業だらけの実情を甘受している体制はどうなの?そのへんを所属長が見てみぬフリしてるってこと?

主事
主事

それだけ忙しい所属ってことは、所属長も相当大変なんだと思います。

人を増やすのも難しいし、残業するなといっても仕事はある。僕も最初は所属長を呪いましたけど、所属長も残業手当が支給されない中、遅くまで仕事で残っていましたからね。

そこはもう、チームワークというか。やるしかねーな、って感じでした。責任感と意地だけでした。

室長
室長

なかなか理解があるじゃないかファーバー。公務員になった直後はあんなにこの社会を舐めてる感じ丸出しだったのに。

ちょっとは成長したな。はっはっは。

主事
主事

総務管理部局で激務を経験した数年間は結構キツかったんですが、プラス思考しかないですね。

正直、かなり鍛えられました。公務員だからって、ぬるま湯だけではないということを身をもって経験できたのはよかったですね。

それに、元来自分に欠けていた「奉仕精神」も少しは養われましたし。

副室長
副室長

国民、県民・市民の立場からすれば、そもそも奉仕精神がない人は公務員に向いてないとクレームを言いたくなるだろうけどね。

ファーバーは、入庁してから最初の4年間ぐらいはそんなにしんどそうじゃなかったもんな。

県庁の場合、新規採用されてから数年間は、難しくない事務分担で、適度な業務量を任されて、その先は少しずつハードな仕事にシフトしていく感じかな?

主事
主事

いや、それも配属される所属によります。

僕はたまたま最初の4年間がそこまで忙しくなかっただけで、同期で新採1年目から激務で疲れ果てている職員も何人か見ました。まぁ、もありますね。

アホな上司が多い所属だと、新規採用者であることをあまり配慮せずに事務分担することもありますから。

多忙や人間関係で精神的にまいってしまい、病気休暇や休職に入る職員も何人か見ました。

当サイトの記事でも警鐘を鳴らしていますが、「公務員で楽をしたい」という志望動機で公務員を目指している人が、もしまだいるのであれば、公務員になってから後悔する可能性があるので、それなりの覚悟を持っておいた方がよい、ということを、改めてアドバイスいたします。

室長
室長

なんか、地方公務員という職のネガティブキャンペーンみたいになっちゃったな。

いや、でも、実態を知っておいた方がいいよね!その方が、合格してからのショックが小さくて済むし。

副室長
副室長

まさにこれから公務員試験の本番シーズンに入ろうとする、このタイミングでこのブログを展開するという、室長のサディストぶりが光った会議でしたね。

室長
室長

いや、ファーバー主事のエピソードが想定以上にブラックだっただけのことだ。

私は常に真面目に公務員試験受験生のためにと思ってサイトを運営しているんだからね。

ということで、ビジターの皆様におかれては、ここでの話は聞かなかったことにしていただきたい。

主事
主事

いや、もう手遅れですわ。スンマセン。

ということで、国の本省庁に限らず、県庁職員も所属によっては結構大変です。

でも、その分すごくやりがいがありますし、日々、自分が成長しているという実感が得られる職業でもあります。

公務員採用試験本番が近づいているこの時期、みなさん大変だと思いますが、体調管理に気を付けて、追い込み頑張ってくださいね。応援しています。

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