新型コロナウイルス感染症関連の会議、第2弾です。
新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言が5月25日をもって、全国すべての地域で解除されました。ひとまずよかったですね。
罰則を伴う強制的な外出規制などを実施せずに、1か月半程度でコロナを収束できたことは、海外に誇れる事実だと思います。
国際社会からも「死亡者数が異常に低いのはなんで?日本すげぇ」と評価されているみたいですね。
BCG接種の有無が欧米と東アジアの感染率の差になっているという真偽不明の説がありますね。
僕はそういうのよりも、日本には、ハグやキスなど個々人が身体を密着させる習慣がない点や、マスク装着やうがい・手洗いを励行するといった衛生面における日本独自の生活習慣が、コロナウイルスの感染拡大を抑えることができた主要因だと思います。
高齢者に対する医療従事者のアプローチが海外に比べ充実しているという点も要因だと主張する専門家もいるようだけど、よくわかんないね。
まぁ、感染症拡大を抑えるという分野で「日本文化」が海外に比較して優れていた、というのは、日本人として悪い気はしないね。
そうですね。
ただ、死亡者数が少ないという今回の成果について、偶然や奇跡で済ますのではなく、今後の感染症対策を戦略的に実施できるよう、きちんと分析する必要があると思います。
それに、海外渡航をはじめ、まだ行動・営業自粛が完全解除されているわけではないですからね。
第2派、第3派を懸念する声もありますからね。
緊急事態宣言が全面解除されたとは言え、未だに新規感染者が東京や北九州で発生している状況なので、気の緩みが怖いですよ。
早くワクチンが開発されたらいいんですけど。
私は経済が心配だな。
東証1部上場のレナウンをはじめ、新型コロナウイルス感染症関連の倒産件数が国内で急増しているね。
コロナ感染リスクの影響に伴う日本の経済損失額は40兆円とも言われているから、国内の景況感は悪い。
ただ、その割には日経平均株価が22,000円をキープしているんだから、不思議だよね。
ちなみに、アジア開発銀行が5月15日に発表した、新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の損失は、試算で最大8兆8千億ドル(約940兆円)にものぼるとのこと。
世界の国内総生産(GDP)総額の9.7%に相当するわけだから、とんでもない規模だね。
政府は27日、経済対策として第2次補正予算案を閣議決定しましたね。4月の第1次補正予算と合わせた事業規模は200兆円超とのことですから、政府も本気です。
第1次補正予算における経済対策として主なものは、中小企業への支援ですね。
代表的なものはまず、雇用調整助成金(厚生労働省所管)です。
これは、従業員を休ませた会社が、平均賃金の60%以上の休業手当を払った場合、政府が一定割合を助成するという制度です。
また、持続化給付金(中小企業庁所管)も支援策の柱のひとつです。
新型コロナウイルス感染症により影響を受けた事業担当者に、事業継続の支えとして支給されるお金のことで、中小企業は200万円、個人事業主は100万円の支給を受けることができるというものですね。
受給条件などの詳細は省きますが、これら支援策はかつてない事業規模と言えるでしょう。
住民基本台帳に記録されている全ての国民が給付対象となる、特別定額給付金(総務省所管)もすごいですよね。1人につき10万円・・・。ちなみに、僕は申請済みです。
第2次補正予算は、既存の支援策をさらに拡充するもののほか、医療従事者等への慰労金の支給など、バラマキを加速させる内容となっている印象です。言い方は悪いですが。
特別定額給付金では、全国の市町村役場が関連業務で多大な負担を強いられているわけですが、第2次補正予算に関する給付金・補助金事業は主に都道府県庁が実施主体のようです・・・。関係職員はコロナ関連事務で忙殺決定です。
そのほかにも、全国で各自治体独自の支援策を実施している状況なので、自治体で言うと特に商工労働関係部局や福祉保健部局はずっと新型コロナ関連業務で忙しい状況ですね。
もちろん、国の本省庁職員は死ぬほど忙しい日々が続いているわけですが。
・・・国も都道府県も市町村もみんな大変だね。っつーか、キミたちも大変だね。
でも、日本全体が大変な状況だから、やるしかないもんなぁ。いやぁ、公務員の皆さんには、頭が下がります。マジで。
ただこれで、令和元年度末に898兆円だった公債残高は、令和2年度末には1,000兆円を超えるのが確実になったわけで・・・。国家財政大丈夫かな。
とまぁ、covid-19の話はこれぐらいにしておこう。ちょっと胸が悪くなってきたし、これ以上は公務員志望者の心をへし折りかねないので。
それよりも、延期されていた令和2年度の国家一般職(大卒程度)第1次試験の実施日が、8月9日(日)に決定されたね。
国家総合職試験(大卒程度)の第1次試験は7月5日(日)ですね。例年より2か月超の延長ですか。
各受験者の受験対策期間が延びたことになるので、例年よりハイレベルな戦いになりそうですね。
国税専門官や財務専門官といった、国家専門職の採用試験も8月2日(日)に延長されていますね。
そのほか、各種国家公務員試験の日程が軒並み延長されているので、国家公務員試験採用情報NAVIを要チェックです。
多くの地方上級の第1次試験日程は、現時点では当初予定のとおり6月28日(日)のままですが、念のため各自治体のホームページで直接確認してくださいね。
例年と異なる採用試験スケジュールとなり、受験者の皆さんは日程調整などいろいろと気苦労も多いかと思いますが、これから暑い季節がきます。
新型コロナウイルスに負けず、体調管理に気を付けて、本格化する公務員試験シーズンを無事戦い抜かれますよう、応援しています。
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