面接試験で高評価を得るための5つの基本ポイント

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hr-process0 せぽちゃんねる
室長
室長

なかなか収束の気配が見えない新型コロナウイルス、近年ほぼ毎年訪れる「数十年に1回レベル」の自然災害安倍内閣総理大臣の突然の辞任発表と、ニュースに事欠かない昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

副室長
副室長

全国の地方公務員上級試験は概ね最終合格者の発表を終えましたね。

一方、新型コロナの影響で日程延期となった国家一般職は、まさに2次試験期間真っ只中。

2次試験期間中は官庁訪問が中断されていると思いますが、内々定の獲得に向けて、国家一般職志望の受験者の皆さんは今が踏ん張りどころですね。

室長
室長

そういうタイミングなんで、今回のせぽちゃんねるでは、面接試験について少しお話しましょう。

といっても、CEPOの人物試験コンテンツのおさらい程度の内容なので、息抜き程度に読んでいただければ。

ちなみに、ファーバー主事は仕事でクソ忙しいみたいなので、今回の会議は欠席になります。(記事作成を手伝ってくれませんでした。)

まったく、仕事CEPOどっちが大切なんだよ。

副室長
副室長

仕事でしょう。

室長
室長

さて、人物試験部門はクラフト副長の担当分野だから、ファーバー抜きでも大丈夫。

ちなみに、クラフト副長は、リアル世界ではとある公務員組織の人事部門の経験者で、今もなお現役人事と深いつながりを持つ人物です。

マジで人物試験に関するノウハウに詳しいので、受験者のみなさんは安心してね。

副室長
副室長

身バレ防止のため、曖昧な紹介しかできず、すみません。

室長
室長

まぁ、要するに、ここでの内容は根も葉もないウソや推測のみで語っているわけではないということを、ビジターの皆様には知っておいていただきたいということです。

さて、例に漏れず前置きが無駄に長くなってしまったわけだけど、副長、単刀直入に言って、国家一般・地方上級レベルの人物試験、中でも面接において、重要なポイントは何かな?

副室長
副室長

重要ポイントというか、大切な基本事項5つにしぼって挙げますと、

面接カードは魂を込めて書くこと。

明朗快活感を出すこと。

落ち着きを見せること。

「第1志望」であることを伝えること。

⑤「自分の言葉」で話すこと。

ってところです。

室長
室長

まず①「面接カードは魂を込めて書くこと」についてだけど、実際、面接官は受験者の面接カードをきちんと読んでるの?

事前に読んでるのか、当日ぶっつけで読んでるのか、どっちなの?

副室長
副室長

官庁訪問などの当日が初対面の事例は別として、さすがに、当日ぶっつけで面接カード等に目を通しながら質問をしてくる面接官はレアでしょう。

普段の仕事が忙しすぎてきちんと読んでいない面接官はたまにいるようですが。

基本的には、試験当日までに一通り目を通して、受験者に聞きたいことをある程度整理しているようですよ。

室長
室長

なるほど。で、受験者サイドとして、特に気をつけるべきポイントは?

副室長
副室長

まず、最も基本的事項として、「字が劇的に汚い」だとか、「誤字ばっか」の面接カードは、それだけで受験者のイメージを大きく損ねます。

もともと字を書くのが得意でない人でも、時間をかけて書けばある程度はまともな字になるわけで・・そのへんは面接官からしたら「この受験者は、一生懸命書いたんだろうな」というのは判るので。

走り書きみたいな感じや、誤字が多いというのは、それだけで「志望度が低いのかな?」とか「コイツ適当なんだろうな」と思われしまうリスクがありますね。

室長
室長

ふーん。見た目よりも内容の方がずっと大切だと思うけどな。

副室長
副室長

内容が大切なのはもちろんですよ。

ただ、文字が雑だったり誤字が多い面接カードで、内容だけ優れているケースはあまりないように思いますね。

要は完成度の問題で。

熱意を持って一生懸命作られた面接カードは、トータルで見てそれなりの水準にあるものですよ。

それに、面接官も、毎日面接官の仕事ばかりしてるわけではありませんからね。

他の業務をこなしながら、面接試験の準備のために時間を作って、事前に面接カードを読んでいるわけですから。

面接官も人間ですから、忙しい中、読みにくい面接カードを読んでたら、イラつくわけですよ。

室長
室長

なるほど。とにかく面接カードは、文字のミスがないように丁寧に書いて、中身も充実させろ、ってことね。

副室長
副室長

スペースの都合も良く考えて、必ず下書きしてから書くことですね。空白が多かったり、スペースをはみ出てるのもすごく印象が悪いです。

「これが私の渾身の面接カードです。どうぞ見てください!」と、自信を持って他人に見せられるものを、熱意を持って作ることを心掛けることですね。

室長
室長

ふむ。では、②「明朗快活感を全面に出すこと」③「落ち着きを見せること」についてまとめて説明してほしいんだけど、②については、そもそも普段から快活感に自信のない受験者からすると、辛いよね。

副室長
副室長

そうですね。これは性格的な話になってくるので、普段からおとなしかったり、地味で暗い印象の人(すみません)が、無理に明朗快活感を出そうとしたところで、不自然ですからね。

そういう意味で、普段から人当たりの良いさわやかなイメージのある人は、とても有利なんですよ。

快活感は面接官に安心感を与えるんです。

公務員なんて基本的に人とのコミュニケーション無しではやっていけない仕事ですから、気持ちよく人と接することのできそうな受験者は、高く評価されがちです。

室長
室長

じゃあ、どうしても明朗快活感を出せない人はどうしたらいいの。

副室長
副室長

「誠実で落ち着きのあるタイプ」をアピールすることです。

活発な印象に欠けるような人でも、落ち着きがあり、面接官からの質問に対し誠実かつ論理的に、かつ熱意を持って答える姿勢があれば、面接官から「こういう人材も欲しいな」と思わせることができます。

官公庁は、特に地方公務員の場合、仕事の分野はすごく幅広いので、同じタイプの人間ばかり集めるよりも、多様な人材を採用したいという思いがありますからね。

室長
室長

快活な受験者が必ずしも有利だということではないんだね。

副室長
副室長

快活な受験者は面接官受けがいいのは確かですよ。

ただし、いくら快活感を全面に出せる受験者であっても、落ち着きがなかったり軽率な印象がにじみ出ている場合、大人しいけど真面目で熱意のある受験者に比べて評点が低くなります。

そういう意味では、普段からあまり前に出るタイプではない受験者も、十分高得点を狙うチャンスがあるわけです。

室長
室長

④『「第1志望」であることを伝えること』ってのは、要するに熱意があることをアピールしろってことでしょ?

こんなの当たり前だと思うけど。

副室長
副室長

それが、そうでもないケースもたまにあるんですよ。

多くの志望者は、複数の公務員試験を受けているわけで、当然、志望順位というのがあります。

そんな中で、第2志望以下の採用試験を受ける場合に、バカ正直に面接カードに「第2志望」だと記載したり、面接本番で「第1志望は別のところです(苦笑)」などと発言する受験者が実際にいるのです。

室長
室長

スナオでいいことじゃないか。私は好きだな。

副室長
副室長

素直でいい人だと思いますよ。

が、はっきり言って、面接で「第2志望以下」と明言している受験者に対して面接官が思うのは、

「合格させても他の官公庁に行く可能性があるようなヤツを、合格させると思うかね?

です。

「面接している時間が無駄」だと思われ、早々に面接を終わらせるでしょう。

「それでも欲しい人材だから」と思ってくれる面接官は稀です。

室長
室長

本音と建前というやつか。

でも、明らかに志望度が低いのに、つまり合格しても行く気がないのに、「第1志望です!」っていうのはちょっと、人間としてどうなの?ってなるけどね。

副室長
副室長

その通りですよ。合格してもホントに行く気がないなら、始めから受験すべきではないんです。

練習程度に受験したのであれば、合格発表前に辞退の連絡をすれば、まだそれほどお咎めはありません。

実質的に志望順位が2位以下でも、合格後にどうしようか迷うレベルが、ギリギリ「第1志望です」と言って良い水準でしょう。いや、これは個人的な水準ですが。

「キープしておくか」程度に受験して、合格後に辞退の連絡をしたらすげぇ怒られた、という話はたまに聞きます。

電話で怒られるだけならまだしも、極端な例では、呼び出しを食らったという話もあります。

国家一般職や国家専門職など、ある程度採用辞退を見込んでいる採用試験の場合はまだいいんですが、地方上級などは、採用予定者=最終合格者としているケースも多く、採用辞退は何としてでも避けたいようです。

室長
室長

なるほど。採用辞退されちゃうと、次年度以降の人員計画に影響が出るわけか。

確かに、いくら魅力的な人材であっても、合格後に辞退されたら意味ないもんね。

副室長
副室長

そうですね。だから、筆記の成績も良くて、人間力溢れる素晴らしい人材であっても、採用辞退の可能性がかなり高いようだと、敢えて落としにかかるでしょうね。

意外に思うかも知れませんが、そんなもんです。これは国家公務員試験最終合格後の事実上の採用面接である官庁訪問でも同じです。

「第1志望じゃない」ことに面接官に気付かれたら、ほぼ終わりだと思ってください。

それすなわち熱意が無いことにつながりますから。

室長
室長

「第1志望です!」って、そんな重要だったんだね。

では最後、⑤『「自分の言葉」で話すこと』だけど、説明どうぞ。

副室長
副室長

つまり、面接官の前で「覚えてきたことを話す」のではなく、「常日頃から当たり前のように考えていることを話す」イメージですね。

室長
室長

いや、わかりにくいよ。違いは?

副室長
副室長

要するに、「自然体で話す」ことが重要なんです。

面接官も、受験者が一所懸命面接の練習をして来ていることは予想していますが、「練習してきた感丸出し」だと、やはり印象は良くありません。

面接官は本音を聞きたいわけで、「こりゃ、作ってきたな。」と思ってしまうと、採点しにくくなるわけです。

民間経験者などは、このへんでアドバンテージがありますね。

多くの人の前でスピーチやプレゼンをする経験が多いと、「覚えてきたこと」を「自分の言葉」で話すことができるようになります。

大学生であれば、学会などでそういう経験をしておくと有利ですね。

室長
室長

よくわかりました。
いや~、たった5つのポイントの説明だったけど、長かったな!

なんかアレだな。会議形式で進める意味、なくね?

副室長
副室長

それは言ったらダメなやつですね。

まぁ、今回のせぽちゃんねるの内容は、CEPOのメイン記事の抜粋みたいなもんですし。

室長
室長

そうだね。これはこれで、テンポいいし。

っつーか、それ否定したら、せぽちゃんねるというコンテンツのコンセプトが半分ぐらいゴミ化するからね。

ということで、ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でございました。また次回!

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