新型コロナウイルス感染症による令和2年度公務員採用試験への影響

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新型コロナウイルス感染症 せぽちゃんねる
副室長
副室長

みなさんこんにちは。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック(世界的流行)により、日本国内も大変なことになっています。

本日は、公務員試験対策室副室長の私から、公務員試験に関連して、このせぽちゃんねるで少しアナウンスしたいと思います。

政府は4月16日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」全国に発令しました。

これまでの7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)以外でも、道府県の各知事が、法令に基づく外出やイベントの自粛要請など、踏み込んだ新型コロナウイルス感染拡大抑止策を打ち出しています。

公務員採用試験関連で言えば、みなさん既にご存知かと思いますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年度国家公務員採用総合職試験の第1次試験が、当初予定されていた4月26日(日)から5月24日(日)に延期されています。

政府による緊急事態宣言の発令により、都道府県間の人の移動の発生が伴うような大規模なイベントの開催は、採用試験も含め当然、自粛の対象になります。

何より、屋内に多くの受験者が集まる試験会場は、新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高まる条件が重なる、いわゆる3密(密閉空間、密集場所、密接場面)の環境になります。試験日程の延期は必然でしょう。

今後の状況によっては、さらに試験日程が延期される可能性もあり、その場合は、国家総合職の後の日程で実施される国家専門職や国家一般職などの採用試験の日程にも影響が出てくることが想定されます。各種地方公務員採用試験の日程も同様です。

受験対策期間が予定より多く確保できるようになり、喜んでいる受験者の方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、例年にないイレギュラーなスケジュールとなり、困惑している受験者の方も多いと思います。

公務員試験対策講座を展開する各種大手予備校・専門学校も、教室講座の休講やそれに伴うWeb講義への無料切り替え、公開模試の中止など、新型コロナウイルス感染症に起因する対応に追われているのが現状です。

公務員試験に関わるすべての人たち、採用を行う側も、採用される側も、全世界・全国民の例に漏れず、新型コロナウイルス感染症によってペースを乱されています。

ですが、令和2年度の採用試験が無くなるようなことはまず考えられないので、受験者の皆さんも、それぞれが新型コロナウイルス感染症対策に十分に気を配りながら、公務員試験対策の手を緩めないようにすることが大切です。

こういった社会の危機的状況下においては、社会における公務員の役割がより一層大きいものとなります。だからこそ、国民の不安やストレスがピークに達している現在、政府や国会議員はもちろん、国家公務員や地方公務員に対しても、国民の厳しい目が向けられています。

政府も、公務員も、みんなが必死です。マスクや消毒液の配布などの感染症対策だけでなく、各種交付金事業や補助金事業など、経済対策の施策も立て続けに打ち出しており、仕事に追われる毎日です。これらはみな、国民のためのものです。

しかし、判断の誤りや対応の遅れがあれば、それが致命的なものでなくても、国民やマスコミによる厳しい批判の対象になります。国の危機的状況下においても、給料が支給され、身分が保障されている公務員は、それだけ社会に対する責任を要求される職であるということです。

公務員を目指すみなさんは、筆記試験勉強対策に時間を割くのはもちろん大切ですが、新聞やインターネットで毎日のニュースを確認する癖をつけて、新型コロナウイルス感染症に関する全国の動向を必ずチェックするようにしてください。

政府の人間や国会議員などの政治家、芸能人などの著名人やマスコミの人間など、多くの人が発する(時に無責任な)意見や主張を確認して、そして、それに対する自分の考えや意見を持つよう心掛けてください

それが、社会人としての意識や、公務員という仕事に対するイメージを膨らませる良いきっかけになると思います。

今はみんなが大変です。こんな時だからこそ、お互い批判し合うことを極力おさえて、国民みんなで力を合わせて、難敵COVID-19に負けないよう、前を向いて行きたいですね。

さて、明日からも頑張りましょう!

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