面接試験で評価されるポイントとは

面接での評価ポイント 面接試験対策

面接本番の正しい態度と流れをチェックの記事では、受験者が面接会場に入ってから試験が終わって帰るまでの一連の流れと、その間の受験者の適切な態度について説明しました。

この記事では、面接本番の流れをさらに詳しく、受験者が評価されるポイントに着目しながら説明いたします。

面接試験といえば、個別面接をイメージされる方が多いと思います。

面接官に受験者1名が対面し、質疑応答を受ける形式の面接試験のことを指します。他にも、集団面接がありますが、ここでは個別面接を前提に話を進めたいと思います。

公務員試験の場合は、受験者1名に対し、面接官は3人程度が一般的で、2名の場合や、もっと多い場合もあります。国家一般職の人事院面接では、面接官が3人です。

面接時間は入室してから15分~20分程度が一般的ですが、30分かかる場合もあります。

面接試験で評価されるポイントは、大きく括ると「態度」「内容」の二つです。

身だしなみや動作などのマナー、言葉づかいといった受験者の「態度」から、その受験者の常識、品性、熱意の有無や人柄等が評価されます。

また、受験者の自己PRや志望動機、過去の体験等についての面接官との会話の「内容」から、その受験者の積極性、協調性、責任感、表現力、バランス感覚、コミュニケーション能力、精神安定性等の程度が評価されます。

地方自治体でも国でも、面接試験では、面接評定票等と呼ばれるA4サイズの1枚ものシートにより、評価・採点(判定)されるのが一般的です。

通常、評価項目ごとにそれぞれ3段階又は5段階で採点(評定)され、最終的にそれら各項目の評価をトータルして総合評定(採点)、もしくは3段階又は5段階で総合判定されます。

さらに評定票の下部には、「自由記入欄」や「意見欄」といった項目があって、面接官が受験者から感じた印象やイメージを自由に記入するスペースがあります。ここでの記入内容が、合否に大きく影響する場合もあります。

以上のように、公務員の面接試験では、「なんとなく気にいったから採用」といったアバウトな評価方法ではなく、受験者を数字やアルファベットで明確かつシステマチックに評価しているということです。

考え得るあらゆる部分について面接官にチェックされ、総合的に評価されるということですね。面接官に全身を舐めるように見られても、決してセクハラで訴えるなどしないように。

以下、面接試験開始から終了までの流れの中で、受験者の何がどのように評価されるかを見ていきます。

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評価のスタート

面接官による受験者の評価は、事前に提出している面接カード(訪問カード、受験申込書等、民間でいうエントリーシート)がスタートです。「面接室のドアを開けて顔を合わせたとき」がスタートではありません。

面接官は受験者と対面するよりも前に、受験者が事前に提出した面接カードに目を通して、「この受験者はどんな人なんだろう」と想像をめぐらせているわけですね。受験者の第一印象というものは、既にこの面接カードを見られた時点で面接官の中である程度形成されているのです。

もちろん、面接カードだけではその受験者がどんな人間かを完璧にとらえることはできないでしょうが、写真を貼るタイプの面接カードであれば顔はわかるし、「だいたいどんな性格の人か」ぐらいは、面接カードに書かれている字やレイアウトや内容等から推測できるものです。(面接カードの作り方参照)

副室長
副室長

面接カードの内容は基本的に採点されませんが、採点対象としている自治体もあります。

ファーストコンタクトタイム

次にチェックされる機会が、実際に受験者と面接官が直接「遭遇する」とき、つまり面接室のドアをノックし、面接室に入ってから着席するまでの「ファーストコンタクトタイム」です。

このファーストコンタクトタイムが面接試験においてすこぶる重要です。

心理学的にも、人の第一印象というものは、その人の存在を意識してから10~30秒ほどでおおむね定まるといわれており、さらにその人に対する印象の大部分が数分以内に定着するとされています。

つまり面接では、面接室のドアをノックしてから入室し、あいさつし、席に座り、面接官と2,3会話を交わし終えるまでの数分程度の間に、受験者の印象がほとんど決まってしまうことになります。

したがって、この数分間で面接官に悪いイメージをもたれてしまうと、挽回が非常に難しくなります。よほどレアで魅力的なエピソードを武器に熱意を持って自分を上手くアピールできない限り、話の内容で挽回することは極めて困難でしょう。

副室長
副室長

採用面接において、「採りたいか採りたくないかは志望者の最初の印象でだいたい決まる」というのは、面接官経験者の誰もが口をそろえて言います。

ファーストコンタクトタイムでチェックされるポイントは、態度。要するに、服装や髪型、姿勢、目線、表情などの「見た目」と、挨拶や仕草などの「マナー」です。この見た目とマナーでその人の常識や品性、人柄が概ね判断されるのです。

そして、面接官は、常識や品性、人柄を非常に重要視します。というのは、こういう要素こそ、話の内容等よりも人間の感情に直接的に訴えるし、熱意というものは姿勢や態度にあらわれるものだからです。

そういう意味でも、まずはこのファーストコンタクトタイムの出来が、面接の成否に直接関わる最大のキーポイントだと言えるでしょう。

コミュニケーション&PRタイム

ファーストコンタクトタイムが終われば、次は面接官との質疑応答が始まります。面接官とコミュニケーションを図り、自分をPRする時間。つまり、コミュニケーション&PRタイムです。

コミュニケーション&PRタイムは、受験者の面接カードに沿って面接官からいろいろと質問され、その質問に対して受験者が答えたり、自己PRする時間です。

面接カードとファーストコンタクトタイムで既に受験者の印象の大部分が面接官の中で形成されているので、言ってみればこの時間帯は、面接カードとファーストコンタクトタイムで得た受験者の印象の「確認作業」の時間であり、受験者の話の内容がチェックされます。

ファーストコンタクトタイムでやや失敗しても、このコミュニケーション&PRタイムで挽回できる余地があります。

もちろんこの間も、姿勢や目線、表情や相槌、話し方など、話の内容以外の部分も常にチェックされているので注意が必要です。

具体的には、受験者の自己PRや志望動機、エピソードの内容から、積極性や協調性、責任感、リーダーシップ、独創性等がチェックされるとともに、面接官の質問に対する回答の仕方や内容から、精神安定性や表現力、バランス感覚等が評価されます。

中でも特に評価に影響するのが、協調性(独りよがりでなく、チームワークを大切にできるか)責任感(自分の業務をまじめに最後まで完遂できるか)精神安定性(状況に応じて冷静に対処できるか、メンタルが強いか)の有無・程度でしょう。

組織の中で円滑に業務を遂行する上で、これら3つは必要不可欠な要素です。

とにかくこの時間は自己PRも大切ですが、何より面接官との会話、コミュニケーションを大事にしましょう

相手の質問を良く聞き、本音と建前をきちんと使い分けて、論理的かつ冷静に回答することが良い評価につながります。

まとめ

面接本番の詳しい流れと、面接で見られるポイント、評価されるポイントは以上のとおりです。

まずは事前に面接カードで大まかな人物像を評価され、次に面接開始後のファーストコンタクトタイムで態度を評価され、終盤にコミュニケーション&PRタイムで資質の評価と今までの確認作業が行われるという流れになります。

せいぜい15分から長くても30分程度の時間で、これだけのことをチェックされるわけですね。

いろいろと細かい部分を説明しましたが、結局のところ面接官は「こいつと一緒に働きたいか。組織にとってプラスになるか」を見ているわけですから、面接対策は「面接官に一緒に働きたいと思わせるにはどうしたらいいか」を突き詰めればよいのです。(それが難しいのですが。)

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