人物試験対策用おすすめ参考書はコレだ!

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おすすめ人物試験対策本 人物試験入門

このページでは、公務員試験の人物試験対策に使える当サイトお勧めの参考書を紹介いたしましょう。独学の方に限らず、予備校に通われている方にもお勧めできる対策本です。

副室長
副室長

下記対策本で得た知識をもとに方策を練り、筆記試験における時事科目や教養論文の対策で身に着けた知識を合わせ、実戦形式でシミュレーションをすれば、公務員試験の人物試験で困ることはないと思います。

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「公務員試験 現職人事が書いた」シリーズ(実務教育出版)

人物試験対策本としてお勧めできるのは、「公務員試験 現職人事が書いた」シリーズ(実務教育出版/大賀 英徳(著))です。もはや公務員試験受験生にとっては定番の参考書なので、ご存知の方も多いかと思います。

本書は実際に国家公務員の採用・任用に携わってきた現職人事によるシリーズもの人物試験対策本で、下記4種類があり、毎年改訂されています。

公務員試験予備校から言わせてみれば、「ズルイ!」という本です。予備校が長年の努力により培ってきた面接等対策のノウハウと同レベル(あるいはそれ以上)の情報が、人物試験を実際に行う立場にある現職人事(厳密には‟元”人事)によって、より信憑性の高い情報として語られています。

まず、同シリーズの『現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本』では、面接試験や官庁訪問、集団討論といった公務員試験で実施される人物試験全般について、概要から対策法、想定問答集まで詳細に紹介されています。

また、『現職人事が書いた「自己PR・志望動機・提出書類」の本』では、受験生の第一印象に関わる重要書類である受験申込書や面接カードの書き方について、実例を挙げて詳し過ぎるぐらい説明されています。

そして3つめ、『現職人事が書いた「公務員になりたい人へ」の本』ですが、公務員という職業について当たり障りの無い紹介に終始している本が多い中、本書は「公務員の実態」について真実を語っています。「公務員は楽で待遇面が最高」などとステレオタイプな認識を持っている受験生(さすがに現在はこういう人は減ってきていると思いますが)は必読です。

最後に、『現職人事が答える 公務員試験で受験生が気になること』という本は、「公務員試験受験生のあらゆる疑問・質問に現職の中央省庁人事担当者が本音で答える」というQ&A集ですね。「読んで損はない」というレベルの本なので、万全を帰したい人におすすめです。

本シリーズは、ある程度の建前は守りつつも現職人事の立場から真実が語られているので、人物試験について情報不足に陥りやすい独学受験者にとっては非常に有用です。現職採点官が~とか最終面接官が~などといった類書が他にもありますが、国家一般職・地方上級レベルを目指す受験生にとってはこのシリーズが最も馴染むと思います。

シリーズ4冊で内容に重複が多いのが玉にキズですが、本書に書かれているノウハウに従って真剣に対策すれば、人物試験で他の受験生に遅れをとることはないでしょう。

毎年改訂されていますが、前年度以前のものと内容はほとんど変わっていないので、コストをかけたくない方は中古でシリーズを集めるのも良いと思います。

Amazonでの本書に対する極端に低いユーザーレビューが目立ちますが、その内容の多くが「著者の上から目線がムカつく」という趣旨のものです。気持ちがわからないでもないですが、採用する側の視点というのは現実としてこんなものです。

受験生にとっては、 「これぐらいの厳しい目で審査される」という意識で対策に取り組めるので、 むしろ人事担当者の本音に近いものを本書で知ることができて良いのではないでしょうか。はっきり言って、この程度の上から目線の内容に強いストレスを覚えているようでは、本番の圧迫面接で冷静に対処するのは難しいと思います。

採用試験は勝負の世界ですから、対策のプロセスで少々イラつくことがあったとしても、ドライかつクールな思考で貪欲に有用な情報を吸収しようと試験対策に臨む姿勢が、他の受験生に差をつけるコツでもあるように思います。

公務員面接を勝ち抜く力(実務教育出版)

奈良県生駒市の現役市長である小紫雅史氏が執筆した公務員試験面接対策本。上記「現職人事が書いたシリーズ」が国家公務員試験用としてのおすすめ対策本なら、本書は地方公務員試験用としてイチオシの人物試験対策本です。

生駒市は人口12万人に満たない都市ですが、市長に就任した著者は「優秀な職員を獲得すること」を生駒市の最重要課題と位置づけ、採用試験改革を進めた結果、試験倍率は関西1位となり、全国トップレベルの質の高い職員採用を実現しています。

本書の特徴は、地方創生がうたわれる現在の自治体が抱える最先端の行政課題(人口減少社会、ITやAIの進化、働き方改革など)を紹介しながら、「今、そしてこれから求められる自治体職員像」を非常にリアルかつ具体的に説明しているという点です。

上記「現職人事が書いたシリーズ」を含む多くの公務員試験面接対策本は、人物試験におけるルールやテクニックに重点が置かれているのに対し、本書は人物試験において受験者に求められる本質的な要素である‟人間力”を培うノウハウに重点が置かれていると言えるでしょう。

書かれている行政施策の内容は先進的なものが多く、現役の自治体職員にも一読をおすすめできるハイレベルなものとなっているため、本書は教養論文試験対策にも使える参考書と言えるでしょう。

特に新卒受験者にとっては、本の内容すべてを吸収するのはなかなか大変だと思いますが、本書を読むことで「求められる地方公務員」のイメージが具体化され、結果として志望動機を明確にするきっかけになると思います。

地方公務員採用試験における人物試験はポジティブチェック(良いところを評価して加点する仕組み)です。ほかの受験生と同じことを言ってもなかなか面接官に評価されないので、自分だけのオリジナリティのある面接力をつけたい受験生は必読の一冊です。

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